親知らず(親不知)とは、前歯(中切歯)から数えて8番目、一番奥に生える歯のことです。
上下左右で1本ずつ合計4本あり、正式には第3大臼歯という名前です。おおむね10代後半から20代前半頃に生えてくるため、「親が生えはじめを知らない」ことから、この名前が付きました。「智歯」とも言われ、英語でも「wisdom
tooth」と言います。
まっすぐ生えてくる場合もありますが、永久歯の中で一番最後に生えてくるために歯肉に十分なスペースがなく、多くは真横を向いて埋まっていたり、傾斜して生えている埋伏歯(まいふくし)の一種です。親知らずが先天的に無い場合も多く、必ず4本全て生え揃うわけでもありません。
親知らずは一番奥にあることや、横向きや斜めに生えていることが多く、歯ブラシが届きにくいなど日々のメンテナンスが困難です。そのため、親知らずの周囲に起こる炎症(智歯周囲炎)だけでなく、手前の歯も含めて虫歯や歯周病になりやすく、悪化すれば痛みや腫れが伴います。
親知らずやその周囲は清潔に保ちにくいため、プラーク(歯垢)が付着しやすくなります。プラークに含まれる細菌から発生するガスや、炎症が悪化して溜まった膿が臭いの原因になるのです。
親知らずが横向きや斜めに生えていると、他の歯を圧迫してしまい、歯並びに影響を与えてしまいます。
妊娠時は、つわりなどできちんと歯を磨けなかったり、ホルモンバランスの関係で歯肉炎になりやすくなります(妊娠性歯肉炎)。親知らずがすでに炎症を起こしている場合は悪化しやすく、痛みがひどくなることもあるため、抜歯をおすすめします。
当クリニックでは、
経験豊富な日本口腔外科学会の口腔外科認定医が抜歯を行います
患者様の不安や痛みなど負担に配慮した、高度な技術力や最新の設備で治療にあたります。
安心してご来院ください。
当クリニックでは保険診療で親知らずの抜歯を行っています。
口腔内の全体的な検査、診断後の治療となります。抜歯前には、腫れ、感染に配慮し、歯石取りも併せて行います。
通常の保険診療での初診料、検査、歯石取り(約4,000円)に加えて、簡単な抜歯の場合(約4,000円)、複雑な抜歯の場合(約8,000円)となります。
初診時に抜歯を行う場合、8,000円〜13,000円程度になります。